ビジネスは「 迅速果断 」

みなさん、おはようございます。

一宮市で税理士をしている岡田糧(リョウ)です。

今日のテーマは「 迅速果断 」です。

先日、お客様の新人社員であるタカシさん(仮名)が、

社外向けのメールに3時間もかけていたと聞きました。

「完璧なメールを送らなければ」と、敬語を見直し、語尾を揃え、フォントまで丁寧に調整していたそうです。

 

ようやく「送信!」と思った矢先、件の取引先はすでに競合と契約済みだったとのこと。

理由は「返事が早かったから」だそうで…。

しかも、その大切なメール、送信ボタンを押し忘れて下書きに残っていたというオチまでついたと伺い、

思わず苦笑してしまいました。

 

この一件は、まさに「兵は拙速を聞く、未だ功の久しきを覩ざるなり」という『孫子』の言葉を思い起こさせます。

完璧を目指すことも大切ですが、時として、

多少拙くてもまず行動に移すことが、結果的に大きな成果を生むことがあるのです。

 

ビジネスにおけるスピード感の重要性を示す例は少なくありません。

 

例えば、ある製造業のお客様では、新商品の市場投入を「完璧にしてから」と慎重に進めた結果、

競合他社に先を越され、在庫や販路が思うように展開できず、赤字に陥ってしまいました。

 

一方、別の企業では、準備が万全でなくともスピーディに市場に参入し、

顧客からのフィードバックを取り入れながら改善を重ね、最終的にヒット商品へと育て上げたそうです。

 

「早すぎて不安」と感じるくらいのスピード感が、実はビジネスにおいては最適なのかもしれません。

 

ビジネスは、机の上だけで完璧に完成するものではなく、実際に行動し、

試行錯誤を繰り返す中で磨かれていくものです。

 

今回のタカシさんの経験は、私たち税理士の業務においても、

迅速な対応がいかに重要であるかを改めて教えてくれる出来事でした。

 


「May you find yourself on cloud nine today, filled with happiness and joy」

 

ブログを通じて、これからも色々な思考や情報を共有していきたいと思います。
皆さんもぜひ、日々の生活の中で多角的な視点を持つことの大切さを感じ取っていただけたら幸いです。

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