先生は僕と違って表に出す方じゃなく、内に秘めたるタイプだと思いました。僕は何事にも納得できないことにうなずいたことはないけれど、岡田先生がそこまで言うのなら、本当に当社のことを思って言っているだと思えるようになったし、そういう税理士さんに指導してもらってラッキーだったと思います。だからこそ世間でいう右肩上がりのような状況になっている気がします。褒められることよりも指導や責められるパターンの方が多かったから、予習じゃないけど勉強しようと身構えるようになりました。
お互いに協力というか一緒に進歩していきましょうというところからスタートして、でも実際には先生の方は順調で、当社は下降した状態になった時、叱咤激励されて、逆に落ち込んだ時もありました。でもそれをバネにしていったというか、あの時があったから今があるのかなとつくづく思います。
最初に苦労せずに順調に進んでいたら、今は衰退していたかもしれない。苦労は買ってでもではないけど、苦労した分、どう克服するかっていうところに焦点を絞ったところがよかった。先生も遠慮せずにプレッシャーをかけてくれたので、これ以上言われたくないって思った時は何度もあるけど、逆にちやほやされていたら大変なことになっていたなと思います。先生の叱咤激励を真摯に受け止めなければいけないと思いました。
乗りかかった船なので、やるしかないよね。挫折っていう選択もあったかもしれないけど、
自分一人じゃないし、共に同じ道を歩んでくれる仲間がいる以上は、成功するっていうのが大前提だから。幸せは待っているのではなく動かなければ幸せは来ないと思っています。
最初のころはダイレクトに言われるよりも、中国のことわざやたとえ話が多くて、こちらとしては余計にわからずダイレクトに言ってほしかったかな。
経営者ならそれぐらい知らなければいけないかもしれないけど、泥臭くやった方が結果は出るのではないかと。そこをあまり意識すると形だけというか取り繕うというか外見だけになってしまう。僕の中では土台だけしっかりと作って、あとは柱を建てればいいのではという考えがあった。いろんな職種をみている先生からすれば、突っ込み要素がいっぱいで大丈夫だろうかと思われていたかもしれないけど、自分を曲げたくないという気持ちがあったし、先生から指摘されたくないと思っていました。でも先生はちやほやすることなく指摘してくれたので調子に乗ることなくここまで来られたと思います。
僕は創業が遅がけのスタートだったので年齢のことを結構言われました。心の中で年齢なんて止まらないしどうにもならない、やっぱり先生とはマッチングしていないのかなって思ったことはありましたが、それも含めて見返すわって思っていました。こういう熱き思いにさせてもらったのはよかったです。先生からプレッシャーをかけられたことによって私自身が数字にこだわりだしたのかもしれません。だから試算表を毎月ほしいと思ったし、毎回突っ込まれる前に数字を見て対処したいと思っていました。税理士さんに丸投げをするのではなく、自分も数字に対する意識を持たなければいけないと思いました。普通は報酬を払って先生に丸投げで、頑張って下さいねぐらいの指導を受けるのかと思っていたので、ガツーンと叩かれた感じで、インパクトが強かった。今を考えれば非常にラッキーな税理士さんに出会えたと思います