みなさん、おはようございます。
一宮市で税理士をしている岡田糧(リョウ)です。
昨日お客様から〝株の虎〟なるサービスを紹介されました。
学生に特化した投資疑似体験サービスで、実際の投資とは異なり、
仮想資金を使って株式投資を疑似体験できるのが特徴です。
面白いのは、実際の投資を体験することで、
経済や企業への理解を深めることができたり、
投資の知識や分析手法を楽しみながら学ぶことができること。
そしてネットなので全国の中高大学生と交流し、競争することができるみたいです。
このようなサービスは学生がビジネスに興味を持つ大切な機会なので
僕も子供たちに勧めたいと思います。
(受験が終ったらですが)
さて、今日のテーマは「未来の価値を創造する」です。
現在の100万円と10年前の100万円は同じ価値であるか?
こんな質問があれば、答えは「NO」ですよね。
そうなんです、これは同じ価値ではありません。
ちょっとだけ難しい言葉ですが、〝割引現在価値〟と言う言葉を用いて簡単に説明しますね。
「割引現在価値」とは
将来のお金の価値を現在に換算したものです。
将来のお金は、現在の価値よりも低くなります。
これは、将来のお金は現在投資して増やすことができるためです。
計算式:割引現在価値は、以下の式で計算できます。
割引現在価値 = 将来のお金 / (1 + 割引率)^期間
例題:10年後に受け取る100万円の割引現在価値を、割引率5%で計算してみましょう。
割引現在価値 = 100万円 / (1 + 0.05)^10 = 61.39万円
つまり、10年後に受け取る100万円は、現在の価値は61.39万円ということです。
このように、割引現在価値を用いると、将来のお金の価値を現在に換算することができます。
結果、現在の100万円と10年前の100万円は、
将来受け取るお金の価値が異なるため、同じ価値ではないと言えます。
ただこれは現金、つまりキャッシュとしてだけの考え方です。
別の見方として今はかなり物価が上がっています。
仮に上記の割引現在価値の考え方を用いない仮定すると
物価水準が20%物価が上がることは
現金の価値は20%下がっている
つまりは80万円(ひとつの見方として)に価値が下がっていると言うことです。
ちなみに企業の財務だとキャッシュが眠っているだけの会社も少なくありません。
もちろん 企業の安全性を考えるとキャッシュは必要です。
運転資金に3〜6ヶ月分は必要と言われていますが、それはビジネスモデルによって大きく異なります
しかし大切な視点はやはり利益を最大化するために使っているか? と言う思考ですね。
物価変動が大きくなってきている今こそ
現金の価値が下がると言う思考も重要
本当に利益に直結する投資は何かを常に考え続ける必要があります。
人材投資
金融投資
設備投資
事業投資
その中でどう中長期的にB/S(バランスシート)を変化させていくのか。
現状維持は様々視点からして衰退を意味します。
経営者のビジョンと戦略
そこを突き詰める経営者だけが、お金の価値を味方につけることができる気がしますよ。
May you find yourself on cloud nine today, filled with happiness and joy