みなさん、!おはようございます。 一宮の税理士 岡田糧です!!
10回に1回くらいは、数字か税務の話をしないと、
何の職業なのかわからなくなるので、
今日は数字の話をひとつ!
ちょっと専門的な内容になってしまうので、
ご勘弁くださいね。
よく一般的な財務分析をしていても
安全性や、収益性に問題がない
むしろ、一般的な企業からするとベンチマークとなるような会社があります。
先日相談に乗った会社も数字的には
素晴らしい内容でした。
売上高20億円で、2億円の税引き前利益
自己資本比率も驚異の75%
その他に生産性も問題が特に問題は無さそうでした。
と言って、会社の内情を聞くと
①後継者がいない
②株が分散し過ぎている
③得意先シェアが極端に偏っている(メインがほぼ70%と占めている)
④従業員の高齢化で、来年以降毎年数人ずつ退職する
⑤機械の耐用年数を極端に超えている
これが問題のすべてではありませんが、
数字に置き換えると
①後継者がいない → 後継者のための相当な採用・教育コストがかかる
②株が分散し過ぎている → 会社なら自己株式の買い取り資金が必要
③得意先シェアが極端に偏っている → 単価の圧力(利益率の低下)
新規取引先の拡大 営業コスト増加
④従業員の高齢化で、来年以降毎年数人ずつ退職する →退職金積立
新入社員の採用コスト増
⑤機械の耐用年数を極端に超えている → 壊れたら数千万円の設備投資が必要
と言うことが考えられます。
これが現在の決算書に現れていない潜在的なコスト
これらは、決算書の勘定科目に隠されています。
そこを顕在化していくのが、本当の経営分析です。
これらを踏まえると、先ほどの会社も
100%安全だとは言えません。
(もちろん、ダメだとも言ってませんよ)
勘定科目の裏側には何があるのか?
顕微鏡で見るがごとく分解していくと
原子の一つひとつに課題が見つかっていきます。
まあ、こう言っても数字が苦手だというクレームが来ますので
その場合は、総勘定元帳を顧問している税理士さんと
一緒に見てください
自分が気づかない課題が見つかるかもしれませんよ!
それでは今日も絶好調で生きましょう!
(Let’s be on cloud nine today!)
本日も最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。
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■ 発行者 プロフィール ■
岡田 糧
株式会社クラウドナイン・コンサルティング/代表取締役
岡田糧税理士事務所/代表税理士
2001年 税理試験合格
2003年 税理士登録
2009年 顧問先600件超の税理士法人代表就任
2012年 中小企業を本格的に支援するために独立開業
2015年 第1回経営支援倶楽部全国大会 営業部門・指導部門 優秀賞
株式会社クラウドナイン・コンサルティング設立
2016年 第3回経営支援倶楽部全国大会 指導部門 最優秀賞(MVP)
売上高40億円の企業から4000万円の個人事業主の財務改善を手助けする。
情熱的且つ論理的な指導で社長と会社を次のステージに導く
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