顧客志向の時代:税理士の進化とマーケットインの戦略

みなさん、おはようございます。

一宮市で税理士をしている岡田糧(リョウ)です。

最近、ワールドビジネスサテライトのキャスターである

豊島晋作さんの「ウクライナ戦争は世界をどう変えたか」という書籍を読んでいるのですが、

非常に面白いです。

 

やはりテレビだけではわからない、それぞれの国の事情というのはあるのですね。

 

特に地政学的な話は学生時代に世界史を勉強してこなかったので

非常に興味深いです。フィンランドやバルト三国、そしてウクライナの歴史、ナチスドイツなどの話も含めると、

非常に問題が複雑なのだと理解できました。

 

その中で一番印象的だったのが、どの国も自分が〝被害者〟であると強く思っているということ。

 

それは日本であれ、アメリカであれ、ロシアであっても同じようです。

 

自国の歴史や立場を振り返るとき、多くの国民は自国を被害者として見る傾向があります。

 

これにより、各国の国民感情や外交政策にも影響を与えているのでしょう。

 

自分たちの生活には国内の政治だけでなく、国際政治・経済が深くかかわってきますので、

税務会計だけでなく、幅広い知識を身につけなければいけないですね。


さて、今日のテーマは「顧客志向の時代:税理士の進化とマーケットインの戦略」です。

先日、ある会計事務所コンサルタントから、

伸びている30代の若手の税理士さんはマーケットインで顧問先を増やしているとの話を聞きました。

 

最近の若手の税理士は、過去の50・60代以上の税理士のように顧問料が高い時期を知らないと言います。

僕もギリギリ50歳ですが、一回り上の世代の先輩から、

昔は賞与が現金支給で札束が横向きで立ったと聞いたことがあります。

 

ちなみに僕が就職してからここ20年間、顧問料の水準は変わっていないので、

環境的には若手の部類かと思います。まあ、失われた30年と言うのはよく言ったものです。

 

本題に入りますが、若手の税理士先生方は〝プロダクトアウト〟ではなく、〝マーケットイン〟で考える。

 

お客さんがこの顧問料でやってくださいと言えば、

その顧問料の範囲内で適正なサービスを提供するということです。

 

つまり定価1,000円のラーメン屋さんで、お客さんが800円のラーメンにしてくださいと言われた場合、

麺を半分にし、トッピングなし、そしてセルフサービスでやってくださいね、みたいな感じですね。

 

もちろん実際のラーメン屋さんではありえませんが、

顧客数が限られている税理士事務所では無理な話ではありません。

 

ちなみに同じ話を運送業のお客さんも言っていらっしゃいました。

 

お客さんに合わせる重要性は大事です。もちろん生産性も大事ですが、

そこも見ながらサービスを展開していく。

 

〝安かろう悪かろう〟ではなく、適正な顧問料にするためにはどうしたらいいかを考える。

 

「うちはこの金額だから、絶対に安くはできない」と言うのも簡単ですが、

そうすると新規の契約が制限されていく。

 

事務所の売上を上げていこうと思うのであれば、

マーケットに合わせて〝客数〟をコントロールしながら売上を上げていくことも大事かなと思いました。

 

ピーター・ドラッカー(経営学者)
「顧客のニーズを満たすことこそがビジネスの真の目的であり、そのために顧客の声を聴き、理解することが不可欠です。」

ブログを通じて、これからも色々な思考や情報を共有していきたいと思います。
皆さんもぜひ、日々の生活の中で多角的な視点を持つことの大切さを感じ取っていただけたら幸いです。


「May you find yourself on cloud nine today, filled with happiness and joy」

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