先代の意識を崩す針の穴

みなさん、!今日もお疲れさまでした。 一宮の税理士 岡田糧です!!

今日は終日事務所で作業でした。

外は雨で静かなのもあって、結構はかどりました。

そんな中1年ぶりに来社していただいたお客様の

近況報告が大幅に好転していたことが嬉しかったです。

数年前までは失礼ながら廃業も勧めるくらい

業績が悪化していました。

家族経営で、お父さんが70代後半

事業主は40代で、お互いに意見が合わずに

改善も全く進まない状況でした。

しかし、事業承継ではこういったケースは正直少なくありません。

後継者に任せきれない先代と

先代のやり方を真っ向から否定する後継者

どちらが正しいのかは、その状況によりますが、

今回のお客様は、売上が大幅に落ちている状況で、

改善を進めようとする後継者を頭ごなしに否定していたため、

後継者の事業意欲が損なわれてしまい、仕事以外の趣味に走ってしまい

結果、廃業寸前まで追い込まれました。

そんな中で、後継者の奥さんから何をしたらいいのかわからないと

相談がありましたが、

ご主人や、お義父さんを変えるのではなく、

自分ができることをまずは考えるように伝えました。

そして、絶対に腐らないこと。

そこから奥さんはまず外に働きにでることを告げたみたいです。

会社にいてもお金を稼げないのであれば、

外に働きに行く

それが結果として、御主人(後継者)に大きな刺激を与えたみたいです。

もちろん、先代もこれによって変わったわけではありませんが、

後継者の方はここから地道に自分のできることを続けていったみたいです。

今は先代の体力も落ちてきていますし、地道な努力も実って売上が上がってきていますので

少しずつ任せてもらっているみたいです。

今目の前の大きな壁はすぐには変化しません。

しかし、この夫婦のように地道に続けていれば道は広がる気がします。

僕自身の事業承継での教訓としては、

「全体は急激には変化しない、自分の周りから着実に変化させる方が近道」

ということです。

しかもそれは短期間(一ヶ月程度)で着実に成果の出るものは何か?

を常に考えて行動することだと思います。

この夫婦の場合は、取引先、仕入先に会うたびに新規の紹介をお願いしていました。

そしてそれを毎日の行動日記として書き留める。

売上という数字の裏側には、〝行動〟があります。

その行動を常に〝見える化〟すること。

それが日記をつけることです。

そうすることで、変わらない現実を

少しずつ変化させていく

結果として、売上と言う数字に変化する。

多くの後継者が悩んでいる「先代からの圧力」

それを回避するのではなく、

まずは自分ができる、やり続けられる些細な行動を見つけてみましょう。

それが、実は先代の意識を崩す針の穴になるのかもしれませんから!

それは、トイレ掃除でも良いし、誰よりも早く出社することでも良いと思います。

しかし、それは1000日継続できることが条件ですよ!

 

それでは明日も絶好調で生きましょう!

 

(Let’s be on cloud tomorrow !)

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■ 発行者 プロフィール ■
岡田 糧

株式会社クラウドナイン・コンサルティング/代表取締役
岡田糧税理士事務所/代表税理士
2001年 税理試験合格
2003年 税理士登録
2009年 顧問先600件超の税理士法人代表就任
2012年 中小企業を本格的に支援するために独立開業
2015年 第1回経営支援倶楽部全国大会 営業部門・指導部門優秀賞
株式会社クラウドナイン・コンサルティング設立
2016年 第3回経営支援倶楽部全国大会 指導部門 最優秀賞(MVP)
第4回経営支援倶楽部全国大会 指導部門 最優秀賞(MVP)
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